冤罪

ウチのオカメインコの伶くんが、羽毛生え変わり季節に入ってきました。

この季節に入ると、いつも熱心な毛繕いを、より熱心にするばかりでなく、した後にポツポツと羽毛の抜け羽が目立つようになります。
それはもう体毛の短い羽から、翼や尾羽のデッカイ羽根まで抜け替わりの季節。
人が傍に居ないとストレスがたまりまくるほど人好きな鳥なので、毛繕いも当然、人を止まり木代わりにしてする訳で、そりゃあもう人も羽毛まみれになるのですが、それは良いのです。

問題は止まり木の私が、冤罪の被害を被る事。

大きな羽根が抜ける時にはどうやらむず痒いらしく、熱心にそこを毛繕いするのですが、まだ羽がその期ではないと痛みを感じるようで、ギャッ！と(鳥ですが)悲鳴をあげます。

完全にオカメインコの伶くんが痛いところを自分で触ったからなんですが、何故かコレが自分以外の誰かが痛い事をしてるんだというふうに、オカメインコ伶くんの脳内では変換。


※デジカメ故障中につき、過去に撮った写真の使いまわし。

それはもうこんな険しい顔をして、
「誰じゃい！俺様に痛い事をしやがったのは誰じゃい！」
とばかりに、私の周りにいる家族は奇声をあげられたり、攻撃されたりします。
そして周りに誰も居ないと、止まり木になっている私のせいにされちゃいます。

私は少しだけは信頼されているようで、ギャッ！と痛い目にあっては周りを見渡し、それを数回繰り返した末、まさかコイツがやってんじゃないだろうなってな目で見られ、それでも毛繕いをして痛い目をみると一旦離れ、また周りを見渡し、そしてまた止まり木である私の肩にとまり、それを繰り返し繰り返し。

伶くん、痛いのはね。
全部自分でやってるんだよ。
家族や私のせいじゃないよ。

あと、時々正体不明の影に怯えてパニックになって飛び回ってるけど、それも伶くんの頭についた小さい羽毛だよ。
とってやろうとしている手を、穴が開きそうになるほど噛まないでね。
お願いだよ。(´･ω･`)

※オカメインコは優しくて臆病な鳥です。マジでマジで。