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中年女が、奇腐人な日々を綴ります。
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前回感想を書きました「探偵伯爵と僕」と同シリーズ発刊、
講談社 MYSTERY LAND の作品です。

今回は公式のあらすじより
「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した! でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。――行者に祟られ座敷童子に守られているという古い豪壮な屋敷に、後継者選びのため親族一同が呼び集められたのだが、後継ぎの資格をもつ者の食事にのみ毒が入れられる事件や、さまざまな怪異が続出。謎を解くべく急遽、少年探偵団が結成された。もちろんメンバーの中には座敷童子も紛れこんでいるのだが……。
以上、抜粋しました。

感想モロモロは隠しよりドウゾ。
興味のない御方はスルーにてヨロシコ。


---------------------

小野不由美さんを読み始めたのは十二国がキッカケですが、その後に完璧に少女向けとして書かれたティーンズノベル「ゴーストハント」シリーズを読破しまして、
ファンタジーの描写よりもホラー描写の方が巧みじゃないのか
フォー((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
とした経験があったんですが、今回の「くらのかみ」はジュヴナイル。
子供向けにそんな怖くもないさーとか思っていたんですが、日頃灼熱の車内の中にて読み始める本を、何故かこの本を読む時に限って、深夜のベッドサイド灯りの下で読み始め、人が1人増えた時にはもう
ホワァァァ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
嗚呼、もう、馬鹿な事した。
もうホント、馬鹿な事しました。ウワアァァン。・゚・(ノД`)・゚・。

まぁぶっちゃけ言うと、そこ以外は灼熱車内で読んだせいか、ありゃやっぱり怖さ激減でしたのですが、こういったものというのは、夜に虫の声など聞きながら、目の悪くならない程度の細い灯りの下読むと、いくらでも怖さを添付できそうな気もしますので、ストーリーのホラー面を楽しみたい御方は読む状況を演出して読んでいただく事をお勧めしますデス。

そんな「怖さ」以外の、事件の犯人は一体誰かという「ミステリ」部分も、これまた充実しておりまして、人の生死をかけ、大人が真剣な面持ちで推理するものとは少し違った面白さを十分に感じる事が出来ると思います。
田舎の旧家と舞台設定も満点。

さまざまな怪異。
子供が1人増えた事。
食事に毒が入れられた事件。
バラバラな事件が一つ一つ解決され、整理されて1つの線になっていくラストは見事です。
でもその後の展開として趣はあるものの、アッサリしすぎて腰砕けではあるかも。

子供だけに読ませるのは勿体無い。
夏の夜の一冊に、是非とも加えて堪能していただきたい一冊です。


●○●こんな人にオススメ●○●
※帰郷し親戚の子と遊んだ幼いあの夏の日を満喫したい 御方
※夏に読むに相応しい一冊をお求めの 御方

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サバク梟
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女性
趣味:
食う。寝る。遊ぶ。
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ブログ名の「ヲバノフ」の由来は
「ヲバサン」の書く「腐」話って意味でござるよ。
基本的にオカメインコ好きな年甲斐のない人なんですが、けして悪人ではないので、生暖かい目で見守ってやってくだせい。


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